振り返ってみれば、今まで私たちが「富」と考えていたものは、
 「自然を削り取ったモノ」であり、「弱者にしわ寄せして得たモノ」、
 そして「将来へつけを回して前借りしたモノ」でした。
 だからこそ「自然破壊」が、「経済格差」が、
 そして「放射能汚染」が拡がっているのです。
 そんな社会構造では、誰かの儲けは誰かの損であり、
 誰かの幸せは、誰かの不幸でしかありません。
 それでも私たちは、「経済成長」を望むのでしょうか。

 

  シェアファーミング横浜/町田

 

  谷戸田に学ぶ。農力向上大作戦!

 

  「平勤休農のすすめ」プロジェクト

 

  「農力検定」出版記念講演会報告

 

  参画イベント          主催セミナー

 

 

 

明治維新以来、日本は欧米列強に追いつけ追い越せとばかりに、高度経済成長を果たし、GDP世界第二位にまで登り詰めました。しかしそれはバブル崩壊を招き、社会は失われた20年とまでいわれる漠とした閉塞感から抜け出せないでいます。言い換えると、その変遷は「原材料を安く輸入し、卓越した技術で加工して、優位な立場で先進国へ輸出できた、加工貿易立国としてのビジネスモデル」の栄枯盛衰であり、国土も狭い、資源も乏しい島国の「成長の限界」ともいえるのでしょう。そして世界の景気が持ち直すたびに繰り返される原油価格の高騰は、物流を停滞させ、いずれ石油の大量消費で支えられた農業生産にも支障をきたすことは明白です。

 

さらにいえば、枯渇性エネルギー資源の調達不安は、加工貿易で国際収支の帳尻を合わせている日本経済の低迷をより深刻化させ、雇用にも暗い影を落とすでしょう。しかも頼みの綱となるはずの年金制度は少子高齢化の影響で期待できず、失業手当や生活保護も赤字財政で崩壊の危機に直面しています。そんな社会状況の中で持続可能な生活の鍵となるのは、生態系の循環に身を委ねて「自給共生」できる能力、すなわち「農力」に他なりません。

 

裏返して言うと、「自然を削り取らない」「弱者にしわ寄せしない」「将来へつけを回さない」エコロジカル・フットプリント≦1での生産こそが、持続可能で平和な社会と両立できる「富」の創造といえます。私たちは、その解を化学肥料や農薬が普及する前の伝統的な「循環型有機農法」に見出しました。何も足さない、なにも引かない。そして、何も変えない。どこからも奪わない「豊さ」の源泉は太陽であり、自然の恵みを再生可能な範囲で分け頂くことが、誰をも虐げない「幸せ」に違いありません。

 

そこで、都市生活者の農力向上委員会では、一人ひとりに、そして社会全体にエコ・フット≦1を促す「農力向上大作戦!」の啓発活動を通じて、経済成長に頼らない自給共生生活への移行を目指します。

 

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